三語楼のひとりごと

August 3, 2016

シネマヴェーラ渋谷で3本鑑賞。

『人間に賭けるな』
渡辺美佐子がイイ…。
旅館のベッドに足を掛け着物の裾をたくし上げ太股から下を露わにするシーンは艶めかしく、表情はキリッとしてカッコ良い。
私も惚れちゃう。

藤村有弘ののめり込んでいくシリアスな演技も堪能。

競輪が1つのテーマの映画ですが、この頃の競輪は先頭誘導員が居なかったんですね。
競輪場の観客数も半端無く多い。猥雑な感じが堪らん。
渡辺美佐子がバンク金網越に選手役の川地民夫へ声援を送るシーンは「あ~、たまにこうやって声掛ける女の人居るなぁ」なんて思い出す。
久々にアーバンナイトレース...

June 20, 2016

新文芸坐「仲代達矢さんトークショー」

ナマ仲代さんはステキで、声が良く惚れ惚れ。

『人間の條件』のエピソードをたっぷりと。
戦前の生まれだけど出征していない役者さんが多いから、

兵隊になる為(?)に1ヶ月訓練したそうです。
「起床ラッパが鳴って1分だったか、2分だったかで

 着替えて整列する動きが出来るようになるまで訓練する訳です」
こういうことでリアルな動きが出来るワケですね。

でも、例え出征していなくても戦争は経験している世代の方ですから、

顔の雰囲気等は今の役者さんと違って内から滲み出ているんだろうなぁと思いました。

ぶん殴るシーンは本気で...

June 7, 2016

新文芸坐「映画本格デビュー60周年/祝 文化勲章受章 第三回 仲代達矢映画祭」

『娘・妻・母』
豪華な配役・家族構成で堪能。

家族とはいえ、結局自分(金)のことしか考えてない兄弟姉妹が多過ぎるんだなぁと。
少しでも財産があると大変なのね。そこいくてぇとウチは財産が無いから揉めなさそう。あ、無きゃ無いで色々あるのかぁ。

家族会議の場面では母親を目の前にしながら、兄弟姉妹が勝手なことを色々言い出すのが結構リアルなのかも。
遠回しに意見を言ったり、相手の出方を探ったり、サラッと毒を吐いたり、思うことはあるけど何も言わなかったり等々。

団令子が明る...

June 6, 2016

文芸坐『人間の條件』全6作鑑賞。

最初は「長いし(全篇観るとなると)、内容も重いだろうし、観ようかなぁ。どうしようかなぁ」と思いましたが、いやぁ。観て良かった…。
長さを感じずグイグイ引き込まれる。
壮大な人間ドラマ。

何より主演・仲代達矢の鬼気迫る演技がとても良かった…。
仲代さんのトークショーで撮影秘話を聞いたり出来たのも嬉しい。
「20代後半の足かけ4年にわたる撮影で映画における芝居を全て学んだといっても過言ではない」の言葉に唸りました。

豪華な役者陣の重厚な演技。
迫力ある戦闘シーン。
原野等での飢えでバタバタと死んでいく壮絶な敗...

June 5, 2016

新文芸坐
「映画本格デビュー60周年/祝 文化勲章受章 第三回 仲代達矢映画祭」。

今回は軍隊の理不尽さを描いております。

気弱で体力も無く散々虐められる新兵・田中邦衛がいつもの(?)田中邦衛と全く違うように見せる演技力に引き込まれる。

古参兵の理不尽さと戦う仲代達矢に感情移入します。
仲代達矢の愛妻役・新珠三千代が居ても立っても居られずにはるばる戦地までやって来て再会し、月明かりのシーンでは神々しさまで感じました。

野戦病院の婦長役・原泉のキャラが凄くて笑える。

とにかく些細なことでも私的制裁を加える意地悪な古参兵を見て...

June 5, 2016

新文芸坐「映画本格デビュー60周年/祝 文化勲章受章 第三回 仲代達矢映画祭」

『人間の條件』純愛篇・激怒篇。

内容は重いし、長編なのですが、長さを感じずグイグイ引き込まれる。

小沢栄太郎や安部徹の憎々しさはもはや神レベル(笑)。

三井弘次には思わず唸り、淡島千景の妖艶さにはドキッとする。

工人のリーダー役・宮口精二の淡々とした中で怒りを込める演技にも引き込まれました。

山村聰や石浜朗の揺れ動く心情。そして人間らしくあろうとする仲代達矢も素晴らしい。

豪華役者陣の重厚な演技を堪能。

June 4, 2016

この中北千枝子論は素晴らしい。

そうそう。中北千枝子って家庭に問題を抱えている奥さんや出戻りの役は多いし、
それがまた絶品なんですよねぇ。

新藤兼人監督が殿山泰司について
「ふらりと出てきて、ふらりと引っ込むタイちゃん(殿山泰司)という役者。
 タイちゃんが欠けてはドラマが成立しないということはないが、
 タイちゃんが出ればドラマがふくらむ」
「タイちゃんには社会の底辺に棲む弱者しか似合わない。
 町工場のおっさん、ヤキトリ屋のおやじ、なまぐさ坊主、いんちき祈禱師、
 呉服屋の番頭、機織職人、大工、左官、一膳めし屋。
 おでん屋お多幸の...

May 23, 2016

BSのアナザーストリーズの再放送は『仁義なき戦い』

いやぁ、撮影秘話等色々興味深く観ました。

 

綿密な取材。
深作監督のこだわり。
それに応える(反発しつつ?笑)スタッフ。
ギラギラと個性的な芝居でぶつかり合う役者陣。

 

このシリーズの代名詞「手持ちキャメラでの撮影」も3人掛かりで撮影してたんですね。
3人であのスピード感を出すんですからこれは大変そうだ…。

『広島死闘篇』でのストーリーで、千葉真一演ずる大友勝利役は元々北大路欣也が演じる予定であり、北大路欣也演ずる山中正治役は千葉真一が演ずる予定だったのに、初日に北大路欣也から配役変わって...

May 22, 2016

 新文芸坐「検証日本映画Vol. 16 成瀬巳喜男 静かなる、永遠の輝き」へ。
『稲妻』『おかあさん』『あにいもうと』『銀座化粧』。

 

会があったりした関係で今回は短めの感想を連続で(笑)

 

『稲妻』
どうしようもない(?)家庭環境だった高峰秀子の下宿先隣に住んでいる根上淳・香川京子兄妹がまた絵に書いたような爽やかさで凄いギャップ(笑)。
「山育ちですか?目が綺麗ですから」と根上淳に言われはにかむデコちゃんの表情が可愛い。
浴衣・縁台将棋・蚊取り線香・夕立・花火・ぶどう・さるそば(引越そばも)・すいか。そして雷鳴等夏の風情が良く出ている...

May 21, 2016

新文芸坐「検証日本映画Vol. 16 成瀬巳喜男 静かなる、永遠の輝き」へ。

 

『乱れる』『乱れ雲』2本立て。
乱れてます(笑)

 

『乱れる』
夫に先立たれ、親戚たちに体よく追い出される礼子(高峰秀子)に義弟の幸司(加山雄三)は思慕を告げるが…。と、いったストーリー。

 

高峰秀子が未亡人になりながらも昔ながらの酒屋を切り盛りする落ち着いた女主人がニンに合いますねぇ。
健気で優しくて一生懸命で。
あばずれ的な役どころからこういう落ち着き払った賢婦人みたいな役どころまでどんな役でもこなすんですね。芸域広いなぁとつくづく思う。

 

義理の弟役・加山...

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ワタシは公私ともども。夫婦ともどもお世話になりました。

 

前座時代は楽屋でのべつお会いしましたが、
前座と真打ですし、一緒にお酒を酌み交わすとこもありませんでしたから、
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喜多八師匠のこと

May 22, 2016

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