『娘・妻・母』『女が階段を上がる時』


新文芸坐「映画本格デビュー60周年/祝 文化勲章受章 第三回 仲代達矢映画祭」

『娘・妻・母』 豪華な配役・家族構成で堪能。

家族とはいえ、結局自分(金)のことしか考えてない兄弟姉妹が多過ぎるんだなぁと。 少しでも財産があると大変なのね。そこいくてぇとウチは財産が無いから揉めなさそう。あ、無きゃ無いで色々あるのかぁ。

家族会議の場面では母親を目の前にしながら、兄弟姉妹が勝手なことを色々言い出すのが結構リアルなのかも。 遠回しに意見を言ったり、相手の出方を探ったり、サラッと毒を吐いたり、思うことはあるけど何も言わなかったり等々。

団令子が明るく図々しく良いキャラで楽しい。

そんな兄弟の中で、良識ある原節子は凛として麗しく何とも魅力的。 こういう役どころの方がニンに合うのかも。

身勝手な子供達に振り回される少々気の毒な母親・三益愛子は絶品。 「母親役と言えば三益愛子」の面目躍如。

吝嗇で小うるさい姑の杉村春子も絶品。 この手の役では右に出る人が居ないなぁと思います。

『女が階段を上がる時』 借金や男の打算などに翻弄されながら生きる銀座のバアの雇われマダム・高峰秀子に引き込まれました。

一見華やかに見える夜の蝶も傷つき、ボロボロになるんだなぁと。最初は堅かったのに結局は男の欲望に流され騙され捨てられちゃったりするのね、女って…。 そんな高峰秀子を観て少々ウルッときました。 亡夫の骨壺云々なんてぇのがねぇ。また悲しい…。

バアの階段を上がるシーンは結構効果的だなぁと思いました。 それに合わせて高峰秀子のナレーションが入る。 タイトルの通りですねぇ。

そのバアの欲望渦巻くお客たち。 小沢栄太郎・加東大介・森雅之・先々代の鴈治郎さん等も「地なのかなぁ」と思える位の名演。流石。 こういうお客って居るんだろうなぁ。 しかし濃いメンバーね(笑)

終盤での加東大介と森雅之は「え…?」って感じになっちゃって言葉が無くなりましたが…。

高峰秀子をウマく抑えようとする冷静(だった?)なマネージャー役の仲代達矢も良かった。

女性の揺れ動く心情をウマく描いている作品なんでしょうねぇ。 女性じゃないからよく分からないけど、ワタシ(笑) 騙すより騙されるほうが良いのかなぁ…。

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