新文芸坐「仲代達矢さんトークショー」
新文芸坐「仲代達矢さんトークショー」
ナマ仲代さんはステキで、声が良く惚れ惚れ。
『人間の條件』のエピソードをたっぷりと。 戦前の生まれだけど出征していない役者さんが多いから、
兵隊になる為(?)に1ヶ月訓練したそうです。 「起床ラッパが鳴って1分だったか、2分だったかで
着替えて整列する動きが出来るようになるまで訓練する訳です」 こういうことでリアルな動きが出来るワケですね。
でも、例え出征していなくても戦争は経験している世代の方ですから、
顔の雰囲気等は今の役者さんと違って内から滲み出ているんだろうなぁと思いました。
ぶん殴るシーンは本気でやったそうです。あの迫力…。そりゃ痛いよなぁ(笑) そしてソ連軍との戦闘シーンは大迫力。圧巻。 因みにスタント無しだそうで。 隠れている穴の上を戦車が通過するシーンとかね、凄い…。 撮影までの1週間ご飯が喉を通らなかったそうです。
「(同僚役の)山村聰先生に『そうですな』と言うセリフを
『そうですね』に変えたいと言いましたら、
山村先生が『脚本家は【な】にしようか【ね】にしようかで1年考えてるんだから
台本には忠実にしなければいけないよ」 と言われたという言葉も印象に残りました。
トークを大いに堪能。
が、スマホで仲代さんを撮影する方が多数で興醒め。
宝田明さんのトークショーでもそういう人が多かったなぁ。 途中で係の人が注意してましたが…。困ったモンです。 トークショーや落語会等舞台は原則撮影禁止。ご注意を!